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2020年5月1日
5月の臨時休診日はありません。
<ゴールデンウィーク中の診察について>
例年通り、3日と4日の午前中のみ診察します。
5日と6日は休診です。
<新型コロナウイルスの動物への感染について>
最近はテレビでは報道はありませんが、今までに、新型コロナウイルスがペットの犬や猫にうつったという報告が少数出ています。
その中でも、特に猫やフェレットが感受性が高い(うつりやすい)ということが発表されています。
犬は、うつりにくいそうです。
いずれにせよ、人間がかからないようにしていくことが大事です。
<病院の慣らし(社会化)の取り組みの経過>
=概要=
2019年12月のお知らせでも書いたように、現在、病院を嫌いにさせないための取り組みをしています。
生後4ヶ月齢までを社会化期といい、いろんなものに慣れやすい時期となり、この間に病院でいい経験をすることで病院が好きになる、というものです。
ただし、子犬はワクチンを最大4回うたなければなりません。(混合ワクチン3回、狂犬病ワクチン1回)
ワクチン=注射=いやな思いということで、この時期にほとんどの犬は病院が嫌いになってしまいます。
そうさせないための取り組みとして、
・初診時にはワクチンを打たない
・診察台の上でおやつをやり、慣れさせる
・注射でいやな思いをしても、気分を直してから帰ってもらう
といったことをしてきました。
=経過1=
子犬で、今までやってきた事例をご紹介します。
初回の診察時に、診察台の上でおやつを食べてくれる子は約9割と、ほとんどの子が食べてくれています。
そうすると、2回目の診察時には、だいたいしっぽを振って、喜んで来てくれます。
この時に、注射を打つために軽く抑えた状態でおやつを食べる練習をします。
これもできた子は、3回目の診察でワクチンを打つ、という感じでやっています。
そうすることで、約6割くらいの子犬はおやつに夢中になっている間に全部のワクチンを終えることができています。
ただ、約4割くらいの子犬は、何度かワクチンを打っている途中で注射に気づいてしまい、おやつを食べなくなってしまうことがあります。
そういう子をどうするか、というのもこれからの課題です。
やはり、なるべく多く来院してもらい、おやつだけを食べる回数が多ければ多いほど、うまくいく傾向にあります。
大変とは思いますが、なるべく多く連れてきてほしいと思います。
=経過2=
今はフィラリア、狂犬病ワクチンの時期で、たくさんの犬が来院しますが、若い子から高齢の子まで、なるべくおやつを与えて様子を観察してみました。
そうすると、だいたい次の4つのパターンに分かれました。
1.病院が好きでしっぽを振って喜んで入ってくれる(社会化がうまくいった子や、もともと注射が苦手ではない子など):約1割
2.病院は嫌いでしっぽを丸めているが、おやつは食べることができる、精神的に余裕のある子:約3割
3.病院は嫌いでおやつも食べる余裕のないくらい緊張している子:約5割
4.病院は大嫌いで診察台にも乗りたくない、パニックになってしまう子:約1割
理想を言うと、みんな1番になるようにしたいですが、せめて、1番か2番の子が多くなるようにこれからもこの取り組みを続けていきたいと思います。
また、子猫もこういった取り組みをしていきたいのですが、まだ勉強中です。
また順次、開始していきます。
今月のにゃんこ君です。
ええ、そうです。箱入り息子ですよー。。w
愛媛県新居浜市
寺町動物病院
寺町 光成
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2020年4月1日
4月の臨時休診日はありません。
<5月のゴールデンウィーク中の診察について>
例年通り、3日と4日の午前中のみ診察します。
5日と6日は休診です。
4月より、狂犬病予防注射が始まります。
狂犬病予防法により、飼い犬は予防注射を受けることが義務づけられています。
必ず予防注射を受けましょう。
ただ、新型コロナウイルスの影響で、新居浜の集合注射は中止となりました。
かかりつけの病院にて注射を受けましょう。
<新型コロナウイルスの動物への影響について>
現在のところ、世界中で少数例、犬や猫に感染例を確認しています。
いずれも、飼い主が新型コロナウイルス陽性であり、そのペットにうつった、という可能性が高いです。
引き続き、自分がかからないようにしていくしかないと思われます。
今月のにゃんこ君です。
少し肌寒い日などもあり、コタツ布団でまったりしていることが多いです。
コロナの影響はすごいですね。
消費者側にとっても、経営者側にとっても、何もできません。。。
ただただ、終息するまで耐えるしかないのでしょうか。。。
愛媛県新居浜市
寺町動物病院
寺町 光成
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2020年3月3日
3月の臨時休診日:3/26(木)勉強会参加のため、休診です。勉強会が中止になりましたので、3/26も通常どおり診察します。(3/11追記)
新型コロナウイルスについての情報をお伝えします。
現在のところ、香港にて、新型コロナウイルスの感染者が飼っていたペットの犬から、ウイルスの弱陽性反応が出たと報告があります。
ただし、この犬は無症状とのことです。
ペットについての報告はこの1例のみであり、それほど怖がることはないと思います。
ひとまず、自分がかからないよう、手洗い、うがいなどの防衛をしていくしかないかな、と思います。
一日でも早く終息することを祈るのみです。
3月になりました。
今年は暖冬だったこともあり、外に行く猫で、ノミがついている子がちらほら見られます。
マダニも活動してきますので、予防される方は早めに開始したほうが良いかもしれません。
当院でのノミ・マダニ予防推奨期間は3〜11月となっております。
今月のにゃんこ君です。
暖かくなってきて、コタツにはほとんど入らなくなりました。
日中は、日なたぼっこする時もちらほら。
ベランダで写真を撮ろうとしても、すぐ膝にのってくるので、今月はこんな写真になりましたw
愛媛県新居浜市
寺町動物病院
寺町 光成
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2020年2月1日
2月の臨時休診日:2/29(土)勉強会参加のため、休診です。
今月は猫の記事です。
みなさんが飼ってる猫ちゃんは、スキンシップが好きですか?
触られるのが大好き!って子から、寄ってきた時だけオッケー!って子や、触るだけで怒ってしまう子まで、様々だと思います。
やはりスキンシップは大事で、体を触り慣れてないと、爪切りもできないですし、毛玉ができても取れないですよね。
そこで紹介したいのが、「歯ブラシブラッシング」です。
猫を複数飼っている方はご存じと思うのですが、猫同士、よく舐め合って毛づくろいをします。
特に、自分でお手入れのしにくい頭部を別の猫に舐めてもらうことで親睦を深めるとも言われています。
猫の舌ってザラザラなんですが、身近なものだと歯ブラシの感触に似てるらしいです。
そこで、歯ブラシを使って、猫の頭周辺をなでなでしてあげてみてください。
手で触ると怒る子でも、歯ブラシだと許容してくれる場合もあります。
多くの子は、歯ブラシブラッシングでゴロゴロモードになるのではないでしょうか?
しばらくは、歯ブラシブラッシングは気持ちいいということだけを教えていきます。
数日して、充分歯ブラシブラッシングが好きになったところで、次のステージです。
歯ブラシブラッシングをして、ゴロゴロ言っている間に、体中やさしく触って健康チェックをしたり、
足先を触って爪をにゅっと出してみたりしましょう。
これが慣れると、猫にストレスをかけることなく、爪切りもできるようになると思います。
最初は焦らす、一本ずつでかまいません。
ゆっくり、スキンシップをとってあげてください。
今月のにゃんこ君です。
こたつにもぐりこんでるが、しっぽだけ出てる、ちょっと笑える一枚ですw
ちなみににゃんこ君も、ゴロゴロモードの時は、嫌がらずに爪切りをさせてくれます。
愛媛県新居浜市
寺町動物病院
寺町 光成
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2020年1月2日
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2019年12月3日
12月の臨時休診日はありません。
年末年始のお知らせ
年末は12/30の午前中まで。
年始は1/4より診察します。
今回は、子犬の社会化について書きたいと思います。
子犬には、社会化期と呼ばれる期間があり、生後3〜12週齢(遅くとも16週齢まで)がそれにあたります。
この時期は、何にでも興味を示し、いろいろな体験や刺激に慣れやすい時期となります。
また、この時期にいい思いをすると、好きなこととなりますが、嫌な思いをすると、嫌いなこととインプットされてしまいます。
子犬の販売は8週齢ごろからですので、多くの子犬は社会化期に新しい家庭に来ることになり、新しい環境にも割と早くに慣れる、ということになります。
また、病院に初めて来るのもこの時期になります。
1回目のワクチンが8週齢ごろ、2回目のワクチンが12週齢ごろですので、「ワクチン打ってください」とみなさん来られます。
ここでワクチンを打って、痛い思いをすると、犬はこう思います。
病院=痛い思いをした=嫌なところ
特に、診察台の上を嫌うようになります。
実際、うちに来ているほとんどの犬はそうです。
ところが、とある病院では、犬はみんな病院が大好きで喜んで診察室に入ってくるそうです。
犬にもストレスがかからず、飼い主さんも嫌がる犬を引っ張って来なくて済む。
いいですよね。
そんな病院にしたいな、と思いました。
今、月に1回、そのための勉強会に行っています。
そこで学んだことから、少しずつ実戦していきたいと思っています。
最近、新たに取り組んでいることとして、
・病院に慣れてくれるように、診察台の上でおやつをやる
・病院に慣れるまで、ワクチンは打たない
・ワクチンを打つ時もおやつを食べている時など、気を紛らせながら打つ
・嫌なことがあっても、診察台の上で、機嫌を直してから帰ってもらう
子犬がメインですが、成犬でも、食べてくれそうな子にはおやつをやるようにしています。
実際に、取り組みを開始してから、病院を喜んでくれている子が少しずつ、増えてきています。
こんな子を増やしていきたいと考えていますが、子犬でも、もともと恐がりの子などは思っているように慣れてくれず、思うようにはいきません。
また、成犬での対応をどうするかなど、いろいろと課題は多いです。
この取り組みに当たって、病院から飼い主さんへお願いがあります。
子犬を飼ったら、ワクチンの前に、病院に連れてきて欲しいのです。
病院に慣れるのに、少なくとも2,3回はかかります。
また、アレルギーがあって特定のおやつしか食べられない子などはおやつを持ってきていただけると助かります。
以上、思ったより長くなってしまいましたが、一人でも多くの飼い主がこれを読み、賛同していただけると嬉しいと思います。
今月のにゃんこ君です。
寒くなってきたので、こたつが一番だニャー!
だいたいは外にいますが、時々、中にも入りますw
愛媛県新居浜市
寺町動物病院
寺町 光成
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2019年11月4日
<11月の臨時休診日>
8日(金):講習会のため、16-17時が院長不在で診察ができません。
薬のみ、フードのみの処方は可能です。午後の診察は17時からとなります。
14日(木):勉強会のため、休診です。
16日(土):学会のため、休診です。
11月より、パソコンのカルテと会計のシステムが変更になりました。
まだ慣れてないことに加え、全症例で写真を撮り直して診察券を新しくしているため、いつもより時間がかかってしまいます。
その点、ご了承ください。
朝晩は冷えるようになってきました。
ただ、昼間は20℃をこえているため、まだ蚊やノミ、マダニは活動しています。
ノミ、マダニの駆除薬は11月までを推奨しています。
フィラリアの薬は、蚊がいなくなってから最後の一回を投薬する必要があるため、12月まで推奨です。
お忘れ無いよう投薬してくださいね。
今月のにゃんこ君です。
ピンクの布製のバッグが気に入ってしまい、バッグにすっぽり入っていました。
しばらくして、半分出てきたところを写真に撮ったものです。
癒やされますね^^
前回紹介した、釣り竿式のネズミのおもちゃは、
あれからまもなく、ネズミではなく、途中のゴムを噛み噛みするようになってしまい、
すぐに噛み切ってしまいました。。。
短い寿命でしたw
愛媛県新居浜市
寺町動物病院
寺町 光成
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2019年9月30日
<10月の臨時休診日>
17日(木)お祭りのため、休診です。
22日(火)祝日のため、休診です。
10月より、消費税が上がります。
当院においても、消費税を10%とさせていただきます。
よろしくお願いします。
今年もやります!地域猫対策支援事業。
愛媛県獣医師会の主催で、生後6ヶ月以上のノラ猫に、無料で不妊手術を行うものです。
手術を受けるにあたり、守って頂く条件がありますので、詳しくは獣医師会のホームページをご覧ください。
希望される方は、申込書を市役所に提出してください。
申し込み期間は、10月1日〜31日となります。
毎年、申し込み多数により抽選にはなりますが、希望者は是非お申し込み下さい。
10月1日より、カレンダーの配布を開始します。
これは、当院からのサービスで、来院された方全員に、プレゼントしております。
(無くなったら終了です。)
また、当院の定める条件を満たし、かつ配布期間に来院がなかった方には、郵送させていただいております。
ただ、去年より、郵送料金体系が変わり、送料が大幅に上がってしまいました。
このサービス自体を止めてしまうか、などいろいろ考えたのですが、今年は送料が安く済む、小型のものに変更することで、サービスは継続させてもらうことにしました。
今までのカレンダーと比べると小さいですが、使ってみてください。
今月のにゃんこ君です。
お腹の毛づくろいをしているところを撮ったため、変なポーズになっていますw
おもちゃを一つ、買いました。
釣り竿のようなもので、糸はゴム製、先にはネズミのぬいぐるみがついています。
思ったより反応がよく、たくさん遊ぶようになりました。
ゴムがよく伸びるので、こちらもあまり動かなくていいのがイイですねw
愛媛県新居浜市
寺町動物病院
寺町 光成
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2019年8月31日
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2019年7月31日
8月の臨時休診日:8/15(木)お盆休みです。
梅雨明けし、猛暑が続いています。
人間も「熱中症」が増えてきていますが、犬や猫も「熱中症」になります。
冷たい水を用意する、暑い時間の散歩を避ける、など、対策をお願いします。
今日は、犬の歯周病について少し書きたいと思います。
人間の口の中は弱酸性と言われており、歯石はあまりつかないけれど、虫歯が多いです。
一方、犬の口の中は弱アルカリ性と言われており、虫歯は少ないけれど、歯石がつきやすいです。
歯石というのは歯垢と細菌の塊であり、固い岩みたいなので、歯磨きでは取ることができず、年々蓄積していくことになります。
その歯石が、歯周病の進行に大きく関わってきます。
初期の歯周病は、軽い炎症と、口の臭い程度ですが、
重症になってくると、歯はグラグラになっており、口が痛くてご飯が食べられない、口のひどい臭い、目の下から鼻にかけて炎症で腫れ上がってしまう、などの症状が現れます。
こうなると、治療法は、抜歯がメインとなってしまいます。
そうなる前に、早め早めに歯石取りをして、口の環境をキレイな状態にリセットしてあげることが大事です。
当院では、隅々まで掃除するために、全身麻酔下での処置を行っております。
詳しくは、お尋ねください。
今月のにゃんこ君です。
猫って、こういうカゴ、好きですよねw
自分から入っていったので、パシャっと撮りました。
あと、猫の生態でよくわからないのが、エアコンの効いた涼しい部屋にいないことが多々ある、ということ。
暑いだろうと思うんですが。
何でですかねぇ。
愛媛県新居浜市
寺町動物病院
寺町 光成