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2022年10月5日
10月の臨時休診日:10/12-13 勉強会参加のため、休診です。
*お祭りの間は、17日、18日は診察します。16日は日曜のため、お休みです。
朝晩は涼しくなり、過ごしやすくなりました。
お散歩も行きやすくなったことでしょう。
犬にとって、散歩は運動というよりは気分転換です。
いろいろな音などの刺激に加え、匂いを嗅ぐことは本能の行動ですから、非常に満足を得られやすい行動となります。
犬の問題行動が気になっている方は、思いっきり散歩に連れ出してみてはいかがでしょうか?
犬の方が散歩で満足すれば、問題行動が減ることもあります。
(お散歩が嫌いな子にはあてはまりません。)
9月もパピーパーティーを1回開催しました。
4ヶ月齢のトイプードル2匹です。
誕生日も、体格もほぼ同じでしたが、性格は1匹はテンションが高く、もう1匹は恐がりでしたので、一緒に遊ぶことは難しかったですが、犬とのふれ合いはいい経験になったと思います。
この性格の差は、どこからくると思いますか?
1つには、産まれ持った性格です。これ自体はどうしようもありません。
もう1つには、産まれ育った環境です。
いろいろなことに順応性の高い社会化期に、一緒に産まれた兄弟といっぱい楽しく遊んだかどうか、飼い主の元で楽しい経験をしたか、などによって人や犬を好きになっていきます。
しかも、早ければ早いほうがいいです。(2ヶ月齢がベスト。4ヶ月齢では少し遅い。)
パピーパーティーもその社会化のお手伝いをできたらと思って始めました。
興味ある方はお気軽にお問い合わせ下さい。
<子犬を落ち着かせる練習>
今回は、子犬を落ち着かせる練習について少し書いてみます。
すごくハイテンションの子っていますよね。
そんな子のしつけに役に立てばと思います。
1.まずは飼い主が落ち着く。
犬のテンションにつられて、いつの間にか飼い主自身も興奮していることがあります。その興奮は犬にも伝わり、余計にテンションが上がってしまいます。まずは飼い主が落ち着きましょう。
2.仰向け抱っこでじっと落ち着くのを待つ。
一言でいうと簡単なのですが、いくつかの手順とポイントがあります。それを紹介していきます。
*手順1:いっぱい遊んで疲れた時や眠たそうな時に行う。←大事なポイントです!
元気いっぱいの時にはなかなかうまくいきません。必ず、充分エネルギーを発散した後に行いましょう。
*手順2:飼い主は座った状態で、前肢のつけねを持ち、縦抱っこもしくは仰向け抱っこの状態にする。
子犬が暴れても叱ったりせずに、そのまま静かに抱っこして、落ち着けば褒めて自由にすることを繰り返しましょう。
そうすることで、飼い主に押さえられても怖くないこと、じっとしていた方がいいことを学んでもらいます。
最初は短時間でもじっとできたら放してあげていいですが、一番いいのは、そのまま眠ってしまうことです。やさしくお腹辺りを触ってあげるといいですね。
**すごく暴れてうまくいかないときは、コングやチュールなどで気をひかせながら行います。
特に柴などの和犬はすごく暴れる子がいますので、好物で気を紛らわせます。
暴れている時に放してしまうと、「暴れると自由になれる」と学習してしまうおそれがあるため、放すのはおとなしくしている時にしましょう。
注意
・子犬での練習方法です。しかも、なるべく若い子のほうがやりやすいと思います。
・全ての子でうまくいくとは限りません。うまくいかない場合は練習をやめて、相談して下さい。
今月のにゃんこ君です。
また散歩中のブロック塀の上なのですが、いい感じで撮れました!
最近のベストショットです!
涼しくなったことで、にゃんこ君の散歩も行きやすくなりました。
愛媛県新居浜市
寺町動物病院
寺町 光成