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2019年5月31日
6月の臨時休診日はありません。
暑かったり、涼しかったり、不安定な天気が続きます。
これから蒸し暑くなってくると、熱中症の恐れも出てきますので、今のうちに、徐々に対策をしていきましょう。
フィラリア、ノミ、マダニも予防が始まっています。
まだの方は、是非予防してあげてください。
今回は、「猫のフィラリアについて」お話ししておきます。
フィラリアというと、蚊にかまれることでうつる、犬の病気なのですが、実は、猫もフィラリアにかかることがあります。
とある調べでは、猫のフィラリア感染率は10%と言われています。
10%というと、10頭に1頭ですから、多いですよね。
そんな猫フィラリアですが、やっかいな点が2つあります。
まず1つが、決まった症状が出ません。
咳、呼吸困難、嘔吐などが主な症状と言われていますが、他の病気でも起こりうる症状のため、見逃されるケースがあるということです。
かと思えば、突然死という報告もあり、非常にやっかいです。
もう1つが、診断が難しいということです。
犬は、血液検査、レントゲン検査、エコー検査などでほぼ確定診断できますが、猫はそういった検査をしても、わからないことも多いです。
そんな、症状も診断もわかりにくい猫のフィラリアですが、予防法だけは犬と一緒です。
毎月1回ずつ、予防薬を投与することで予防できます。
心配な方は、是非予防をお勧めします。
今月のにゃんこ君です。
実はここ、布団置き場なんです。
布団を干していて、布団がない時限定にはなりますが、
床から少し高く、近くに窓もあるので風通しもいいため、お気に入りの場所みたいです。
愛媛県新居浜市
寺町動物病院
寺町 光成
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2019年5月2日
ゴールデンウィーク中の診察案内は以下の通りです。
4/30〜5/2:通常通り診察します。
5/3〜5/4:午前中のみ診察します。
それ以外の日曜、祝日は休診です。
元号が令和になりました。
日付の表示ですが、一部、まだ平成表示のものがあります。
順次、変更していきますが、それまでは平成31年=令和元年と読み替えて頂けたらと思います。
よろしくお願いします。
5月からフィラリアの予防が始まります。
フィラリア症について、簡単におさらいしておきましょう。
フィラリアは、蚊にかまれることでうつる病気です。
フィラリアにかかっている犬から、蚊が血を吸う時に、ミクロフィラリアという幼虫を一緒に吸い上げます。
その蚊が次の犬を吸血する時に、ミクロフィラリアが犬の体内に入ることで、感染します。
そのミクロフィラリアは時間と共に成長し、血管の中に入りフィラリア成虫となり、最終的には心臓に住みつきます。
フィラリアは年月の経過とともに血管へのダメージを蓄積させ、多くは肺高血圧症を発症し、死亡します。
そんな大変なことにならないために、フィラリア予防薬があります。
月に一回、お薬を飲むことで、蚊にさされて入ってきてしまったミクロフィラリアをやっつけてくれます。
投薬推奨期間は5〜12月です。
最近は、予防が普及してきたこと、室内飼いの子が多いことから、フィラリアにかかっている子を診察する機会はすごく少ないですが、それでも年間1〜2頭はフィラリアにかかっている子を見かけます。
予防することで防げる病気ですので、しっかりと予防してほしいと思います。
今月のにゃんこ君です。
僕の足を前足でガシっとつかみ、噛み&蹴り攻撃ですw
じゃれあいだとわかっていても、痛いですw
愛媛県新居浜市
寺町動物病院
寺町光成