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2021年10月2日
10月の臨時休診日:
10月13日セミナー受講のため、午後の診察は17時からとなります。
*オンラインセミナーのため院長は院内にいますが、16-17時は対応できません。
*薬やフードのみの処方は可能です。スタッフに申し付け下さい。
10月11日は平日扱いのため、通常通り診察します。
朝晩は涼しくなり、過ごしやすい気候になってきました。
散歩なども行きやすくなってのではないでしょうか。
夏、暑くてあまり行けてなかった方は、是非連れて行ってあげて下さいね。
今、愛媛県は猫の殺処分を減らす活動に力を入れています。
ノラ猫に不妊手術や去勢手術をして、これ以上増えないようにして、地域猫として飼うという考え方です。
そのための助成が2つありますので、紹介します。
1.新居浜市が主催の、助成制度
今年の4月から始まった制度です。
ノラ猫のオスもメスも対象です。
オスは5,000円、メスは10,000円の補助となります。
先に動物病院で手術をして、その明細書と申請書を市役所に提出することで、後からお金が返ってくる、という仕組みになっています。
細かい条件もありますので、詳しくはこちらで確認してください。
https://www.city.niihama.lg.jp/soshiki/hozen/nekonekohojo.html
2.愛媛県獣医師会が主催の、助成制度
毎年、行われているものです。
ノラ猫のメスだけが対象です。
まず、市役所に申し込みをして、抽選により当たった方が手術を受けられる、という仕組みです。
基本的には無料ですが、追加の検査や処置を希望する場合はその分が有料となります。
細かい条件などはこちらで確認してください。
http://ehimeken-vet.or.jp/act_neko.html
最近、ノラ猫の子猫も多いように思います。
むやみに繁殖しないよう、ノラ猫にはエサを与えないようにしましょう。
エサを与えたい場合は、きちんと不妊手術をしてからにしましょう。
病院への慣らし〜猫編〜part Ⅱ
さて、先月は猫(とくに子猫)も病院に慣らすべくおやつを与えていると書きました。
だいたい、半分以上の子は食べてくれる印象です。
ところが、1歳を越えてくるとほとんどの子が食べなくなります。
それには2つの理由があると考えています。
1つ目は、精神的な成長です。
成猫になるにつれ、警戒心が強くなっていきます。
子猫のうちは、それが緩いため、おやつをもらえるのなら誰でもいいよって感じで食べてくれることが多いです。
2つ目は、育つ環境です。
最近は、室内飼育をする猫が非常に多いですし、そう勧めています。
犬と違い、散歩にも行かない猫は、家族以外の人と触れ合う機会が極端に少ないのです。
そうすると家族以外=知らない人となり、警戒するようになります。
なので、誰とでもフレンドリーな猫に育てるためには、子猫のうちから、いろいろな人と触れ合うことが大事です。
具体的には、犬と同じように散歩をするといいと思います。
ただし、逃げ出すといけないので、ケージの中にいれて外に連れ出すのです。
そして、いろんな人とケージごしにふれ合い、ケージの金網ごしにおやつなどをもらいましょう。
これを続けることで、人が大好きな猫になります。
こうして外でもおやつが食べられる猫に育てることができれば、病院でも食べてくれるでしょう。
これと同じことが、知らず知らずのうちにできてしまうのが、お店の店先などに看板猫がいる場合です。
いろんな人(客)が寄ってきて、かわいがってもらっていますので、どんどん人慣れしていきます。
もちろん、全ての猫が人慣れするわけではありません。極端に怖がりの子は無理な場合もあります。
人との社会性を身につけたい場合は、頑張ってみるといいでしょう。
今月のにゃんこ君です。
ベランダで雨を眺めています。
何を考えているのでしょうか。。。
想像するだけで、楽しいですね。
なかなか趣のある写真になりました。
愛媛県新居浜市
寺町動物病院
寺町 光成